Go Thai. Be Free.
2019年9月5日〜6日の2日間バンコクにて開催された、タイ政府観光局主催LGBT+トラベルシンポジウムに参加してきました!今年で2回目を迎える同シンポジウム。タイ政府観光局では、なんと8年も前からLGBTをターゲットとしたプロモーションを行っているそうです。ニューヨーク事務所や大阪事務所もレインボーパレードに参加するなど、国を挙げてLGBTを応援しています。
http://www.thailand.lgbttravelsymposium.com/
https://www.gothaibefree.com/
タイでは、同性婚に準じた関係を認める市民パートナーシップ法案も準備が進んでいます。仏教が唱える「全てのひとは平等である」という価値観のもと、LGBTでも安心して暮らし、旅ができるような土壌があるのは素晴らしいなと、ただただ感銘を受けました。
イベントパートナーであるゲイ向けラグジュアリーマガジンOutThereのUwern Jong氏によると、LGBTマーケットのグローバル市場は6%の伸び率で現在約2000億ドル。タイの経済にも50億ドルの経済効果をもたらしています。2018年には380万人ものLGBTが旅行でタイを訪れているのだとか。ちなみにタイへの日本人旅行者数は年間約160万人とのこと。
LGBTでも安心して泊まれるホテルの数々
今回のイベントではタイのリゾートホテルおよび手配会社37社が参加し、ネットワーキングも行われました。LGBTマーケット向けにこんなにも沢山のホテルがイベントに賛同しています。
各ホテルでは差別反対のポリシーを取り、スタッフへのトレーニグの他、それぞれのアイデンティティーを大切にし、倫理的なコンプライアンスを守り、どんな人たちにも最大限に旅を楽しんでもらえるよう徹底させているとのこと。
「ホテルスタッフにLGBTの方はいらっしゃいますか?」と聞くと、どこのホテルも「当たり前よ!私たちのホテルのジェネラルマネージャーは…、バトラーが…、私も…」と。「それがどうかした?」といった様子でわざわざ尋ねることでもなかったなと反省しました。
LGBTの人も、そうでない人も関係なく、暖かな心で受け入れるタイの観光業界素晴らしいです!LGBTQ+フレンドリーのホテルはGo Thai. Be Free. の公式サイトでも見つけることができます。
同性婚のウェディングや記念日も是非タイで
タイのリゾートでは、同性カップルでのウェディングやセレモニーなどの手配も暖かく迎えてくれます。女性や、シニアのLGBTでも安心して滞在できるようなリゾートばかり。
パネルディスカッションのファシリテーターとして参加されたInternational Gay and Lesbian Travel Association(IGLTA)のLoAnn Halden氏も「これからは女性の時代!ゲイだけじゃなく私たちレズビアンも忘れないでよ!」と話し、拍手を浴びていました。
Once Upon a Journeyで人気のオランダ出身インスタグラマー女性カップル、ユーチューブやインスタグラムのクリエーターとして知られるカナダのトランスジェンダーJulie Vuも参加するなど華やかなシンポジウムでした。
It’s new but it is not. (新しい、けど、そうじゃない)
今回のシンポジウムでは、TVパーソナリティーやプロデューサーなど、タイのエンターテイメントの第一線で活躍し、ゲイであることをカミングアウトしているVuthithorn “Woody” Milintachinda氏のキーノートスピーチが会場を盛り上げました。
冗談混じりに明るく快活に進むウッディーさんのインタビュー。「あなたがカミングアウトしたことで、悩める100万人ぐらいの人々に影響を与えたのでは?」と聞かれながらも、「ゲイはレインボーパレードなどカラフルなイメージがある。でも、それだけじゃだめ。まだまだやるべきことはある。」
“I felt insecure who I am, but I feel safe to be here.” 「私であることにずっと不安を感じていた、安全じゃないと思っていた。でも今はここに安心していられる」。”It’s new but it is not.”「(LGBTは)新しいことのように聞こえるけど、そうじゃないんだ」といった言葉が印象的でした。
日本でも誰もが安心して暮らせる社会にちょっとずつ近づくといいですね。
古くて新しいバンコク
“It’s new but it is not.”というウッディーさんの言葉と同じく、新旧の魅力を楽しめるバンコク半日ツアーも2日間ご案内いただきました。古い建物を使ったお洒落カフェ巡り、伝統的なフラワーマーケットで楽しむワークショップなども。
サーカスフェスティバル、Gサーキット、Gスポット・エンターテイメント、ホワイトパーティーなどタイではLGBT向けのパーティーイベントも充実。パーティーに興味がある人もそうでない人も、古くて新しいバンコクは、老若男女にオススメのスポットです!
コロニアル調の古民家を改装した4部屋のみのブティックホテル兼カフェ「チャタ・スペシャルティー・コーヒー」、ノスタルジックな街並みが残る中国人コミュニティーのタラートノイにある中国寺院、チャオプラヤー川沿いに浮かぶ「バンリムナム・カフェ」、倉庫街を改装したアートスペース「ウェアハウス30」。バンコクではカフェ巡りもアトラクションの一つ。
タイで一番大きなフラワーマーケット「パーククローン花市場」を抜け、インスタ映えで人気の「フローラルカフェ」でお茶休憩。その後は、花市場の「マーケットエクスペリエンス」でガーランドづくりのワークショップ。「エクスピーク」のお洒落なトゥクトゥクでワットポーへ向かい、ガーランドをお供え。バンコクは半日でも十分満喫できます!
居心地の悪さを感じている方へ、旅への招待
今回のシンポジウムで初めて知りましたが、カナダではLGBTは、LGBTQ2+として表現されるそうです。QというのはQueerやQuestioningを指し、+はLGBTQに当てはまらない様々なセクシャリティーのことを指しますが、2は先住民族の方達を指すそうです。
男や女、既存の価値観では表現できない2つのスピリチュアルな精神を持つ人を指すそうですが、支配的な価値観の元に抑圧されてきた人々を解放するという意味合いで、LGBTだけではなく、マイノリティーとして差別されてきた人々を含める包括的な意味合いもあるようです。
旅をすると、どこか気持ちが解放されたり、落ち着いて過ごせる場所を見つけられることがあります。LGBTに関わらず、日々の生活に居心地の悪さを感じたり、安心できる居場所が見つからない方は旅に出てみませんか。
日本からもタイ政府観光局さんはもちろんのこと、Tsunagari Cafeさん、LGBTERさん、Youtuberのかずえちゃん、インアウトツーリズム研究所さん、旅行会社のアウトアジアトラベルさん、PINKさん、近畿日本ツーリストさんらが参加され、居心地の良い素晴らしい出会いが沢山ありました。
タイへ行こう、自由になろう。Go Thai. Be Free.
【旅のポイント】
バンコクはもちろんのこと、北のチェンマイや南のプーケット、サムイ島など、タイはどんなカップルにもオススメのリゾートが充実しています。
誰もが安心して滞在できるリゾートが多く、同性婚のウェディングやちょっとしたセレモニーなんかも柔軟に受け入れます。誰でも気軽に訪れることができる微笑みの国タイ!新たな魅力を発見しに行きませんか。
【今回出会った素敵なホテル】
シラバディープールスパリゾート(サムイ島)
全80部屋、プライベートビーチもあるリゾートです。どのヴィラも広めのプライベートプール付きで、カップルにもご家族連れにもぴったり。プライベートディナーや、ヴィラでのダイニングなど、人目を気にせず二人だけの時間を過ごせます。
シックスセンシズ・ヤオノイ(パンガー湾)
リラックス、解放、ウェルネスなどがコンセプトのシックスセンシズ。タイにはパンガー湾とサムイ島と2つのリゾートがあります。中でも、数々の映画のロケ地となったパンガー湾が目の前に広がるヤオノイは注目です!
ザ・サイアム(バンコク)
今回のイベントのクロージングパーティー会場でもあったこちらのホテルは全39部屋。リゾート建築で知られるビルベンズリーコレクションのホテルで、コンテンポラリーでスタイリッシュ。チャオプラヤー川を望むロケーションも素敵です。
ザ・スレート(プーケット)
ラグジュアリーなメンズ下着ブランドのカタログ撮影場所ともなったスタイリッシュなホテル。フォトジェニック、マスキュリンがコンセプトで、男らしいデザインセンス溢れるリゾート。こちらもビルベンズリーコレクションです。
137ピラーズハウス(チェンマイ)
チェンマイのラグジュアリーホテルトップ3に入るコロニアルスタイルのホテルです。スイート全30部屋、どの部屋も天井高く、広さは70平米以上。アーティスティックなチェンマイで、静かに落ち着ける空間。女性のカップルにも◎
キーマラ(プーケット)
38のヴィラは全室プライベートプール&バトラー付き!ジャングルの中にニョキニョキ生えたツリーハウスがユニークなリゾート。ファンタジーの空間にいるようなまさに隠れ家リゾートといった様相で、ご家族連れにもぴったり。
キーリゾート&スパ(プーケット)
パーティー好きな方向けの4つ星クラスのホテル。ビーチサイドのホテルではありませんが、ゲイバーがあるストリートにも近く、グループ旅行などにもちょうど良いホテル。夜のプーケットを楽しみたい方へ。
Wコーサムイ(サムイ島)
“Whatever. Whenever” お望みのものを、お望みの時に。そんなコンセプトの元、若者を中心にデザインにこだわる客層をターゲットにしたW。各部屋プライベートプール付き。少人数のグループでのパーティー利用などにもぴったり。